子どもが友達に合わせてゲームをしていると感じた時、親として考えたこと

JJQS1246 心と暮らし

パソコンを購入してから、息子は毎日のように友達と約束をして帰ってくるようになりました。

家に帰っても友達と繋がれて、ゲーム楽しい!という姿を見て、私たちも「買ってあげてよかったね」と話していました。

しばらくは、その姿を微笑ましく見ていたのですが、

だんだんと、心のどこかに小さな違和感が生まれるようになりました。

子どもが毎日友達とゲームをする姿に感じた違和感

ある日、息子がこう言いました。

「今日、○○くんとゲームする予定だったのに、繋がらなかった」

私は、「そっか、何か予定が入ったのかもしれないね」と答えながら

ふと、こんな質問をしてみました。

「ねぇ、あなたは毎日友達とゲームするの、楽しい?」

「楽しいよ」

ゲームが楽しいのか、友達と一緒にいたいだけなのか

私はもう一つ聞いてみました。

「ゲームがしたいの?それとも、友達と遊びたいからゲームしてるの?」

「友達とゲームするのが楽しい」

確かに、そうなのだと思います。

でも、私にはどこかで、

“友達と仲間でいたいからゲームをしている”ようにも見えていました。

「お母さんね、○○くらいの頃、ゲームじゃないけど似たようなことがあったんだ。

友達と一緒にいるのは楽しいけど、なんとなく無理してる気がしたり、

友達の気持ちに引っ張られているなって感じたりすること」

「そんな感覚、ない?」

息子は少し考えて、

「…そう言われたら、あるかも」

と小さく答えました。

子どもに話しながら、昔の自分に話しかけていた

「友達といるのは楽しいけど、

仲間でいようと頑張っている気持ちとか、

ちょっと自分より友達を優先してしまってる感じとか、ない?」

「それは、悪いことじゃないよ。

みんな経験することだからね。」

「でも、心が引っ張られて、ちょっと苦しくなる感じ、ない?」

「…あったかも」

その瞬間、私は気づきました。

私は息子に話しながら、

友達関係に悩み始めた頃の自分に話しかけているのだと。

これは、息子の問題というより、

私自身の過去が動いた出来事だったのかもしれません。

あの頃の私は、誰にも相談せず、

「こういうものなんだ」と思いながら過ごしていました。

そしてその感覚が、

大人になってからの人間関係にも、どこかで影響していた気がします。

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友達関係は、どちらか一方が頑張るものじゃない

私は息子に、こんな話をしました。

「友達ってね、どちらか一方が頑張って続けるものじゃないと思うんだよ。

お互いが“また会いたい”って思える関係」

「どちらか一方だけだと、きっと疲れちゃうよね」

「友達にも、いろんな距離感があるし、

クラスや住んでる場所が変われば変わることもあるし、

それでも続く関係もあるかもしれない」

「どれも間違いじゃなくて、その時その時で変わっていいと思うんだよ」

それから息子は、

毎日のように友達とゲームしていたのが、少しずつ回数が減り、

一人でゲームをしたり、レゴをししたり、

その時の自分の気持ちを優先して過ごすようになりました。

それが私の言葉の影響だったのか、

ただ息子自信のタイミングだったかは、

正直分かりません。

友達とどのくらいのペースでゲームするかも、

彼の自由。

決めた時間の中で、今やりたいことを自分で選んでいるように見えました。

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子どもにかけた言葉は、過去の私への言葉だった

正直、息子はこの出来事を

私ほど重く受け止めてはいないと思います。

私が、自分の体験と重ねてしまって、

いろいろ考えていただけなのかもしれません。

これから息子は、思春期に入り、

集団の中での自分の立ち位置に悩んだり、

人と比べて落ち込んだり、

きっとたくさん揺れる時期を迎えるでしょう。

辛い思いも、悔しい思いも、寂しい思いも、

すべてが大人になるための通過儀礼のようなもの。

その経験が、きっといつか、

自分の優しさや強さにつながっていくと、私は信じています。

そして私は、

息子にかけた言葉は、

実はずっと昔の私にかけた言葉でもあったのだと、

今は感じています。

あの頃の私に、

誰かがこんな言葉をかけてくれていたら、

人間関係はもう少し楽だったかもしれません。

これからも、

答えを出すより、

一緒に揺れながら、一緒に育っていけたら。

そんな風に思っています。

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